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「生理のときの独特の二オイ。 何か対策はある?」

毎月生理が来ると、体臭が濃くなっている気がします。また血液のニオイもするようで気になります。周りにも漂っているのではないかと、憂鬱な気分になるのですが、これらの二オイを消す方法、薄くする方法などはあるのでしょうか?

この質問は、女性全員に共通する悩みでしょう。しかも避けることができません。おそらく、皆さんそれぞれ工夫をこらしているのではないかと思います。なぜこの時期の女性は体臭が強くなるのでしょうか。じつは女性の体は月経周期によって刻々と変化します。たとえば、排卵後は女性ホルモンであるプロゲステロンの分泌量が増え、その影響で皮脂の分泌量も増加します。すると皮脂腺の出口が詰まって脂肪酸が酸化し、それによって生理前に体臭が強くなるのです。つまり、生理のときの独特の体臭は、ホルモンの影響です。また、生理の経血は、体から出た瞬間はほぼ無臭なのですが、時間の経過と空気に触れることによって、少しずつ雑菌が繁殖します。これがニオイのもとなのです。ではその対策はというと、ポイントは3つです。

◎通気性の良い下着をつける。
◎ナプキンをこまめに換える(1~3時間に1回程度)。
◎アンダーヘアを処理したり、シャワーを浴びるなどして清潔を保つ。

また、生理中は皮脂の量が増えると前述しました。そこに汗が加わったら、雑菌が大量に繁殖し、体臭は濃くなるばかり。そこで生理中は汗をよく吸いとり、逃がしてくれる通気性のよい下着やストッキングを身につけるとよいでしょう。ボトムスもしめつけるタイトなものを避け、ある程度ゆとりのあるものを選ぶと、蒸れにくくなります。ナプキンは、経血を吸収しニオイを発する前に換えてしまえば問題ないので、1~2時間おきにとり換えてください。このほか、心がけて欲しいのが、清潔を保つことです。皮脂や汗を落とすため、こまめに体を洗ったり、とくに汗腺が集中しているところをデオドラントシートでぬぐつたりすると、体臭も気にならなくなります。

「周りの人に不快感を与えない、 上手な香水のつけ方とは?」

体臭対策に、香水をつけてみたいと思っています。ですが、逆に周りの人からくさいと言われるのではないかと心配です。ほのかに香るように上手につけるコツがあれば教えてください。

香水には体臭を消す効果はありませんが、上手に使えば体臭を隠すことができます。しかし、つけすぎると周りの人に不快な思いをさせてしまうのも事実。公害ならぬ「香害」を起こさないためには、香水の種類や特性を理解することが大切です。では、ここで香水の基礎知識を少しご紹介しておきましょう。香水には濃度によって4つの種類があり、香りの持続時間と使用量が違います。

パルファム…香りの持続時間5時間~半日(使用量は1滴)
オードパルプァム…香りの持続時間約5時間(使用量は3㎝線をひく程度)
オードトワレ…香りの持続的3時間(使用量は3~4か所に1プッシュずつ)
オーデコロン…香りの持続約2時間(使用量は10㎝ほど離して噴きつける)

これを踏まえ、つけ直しをするときは持続時間を過ぎてからつけるようにします。また、香水は温められると香る、下から上に香るという特性があるので、足首や膝の内側、ももの内側などウエストより下につけるのがオススメです。手首や耳の後ろなどにつける場合は少量にしておきましょう。男性ならば耳の後ろ、手首の内側、ウエストなどにつけるのが適当です。肌に直接つけない場合は、ジャケッ卜やネクタイの裏につけたり、ハンカチにしみ込ませたり、力バンや本、名刺などにつけたりと、さりげなく香る工夫が大事です。

逆に、香水をつける場所としてタブーなのは、汗をかきやすい脇や首筋などです。香水にデオドラント効果はないので、汗腺が多いところにつけると、汗と香水のニオイが混ざりかえって悪臭となります。なお、ここで大事なのは、肌を清潔にしてからつけること。香水をつけすぎてしまったときは、シャワーで洗い流すのが基本ですが、お出かけ前など入浴の時間がないときは、アルコール液でふいて石けんで少しこすると、香りを抑えることができます。

「排便後の二オイが気になって 外で大便ができない。解消法は?」

2010年、小林製薬が小学生に向けて実施したアンケートによると「学校のトイレでうんちをすることに抵抗を感じる」と答えた生徒が、なんと半数近くにものぼることがわかりました。その理由はさまざまですが、やはり排便後のニオイを指摘されるのが嫌だという声は多いようです。そして最近では、大人でも、排便後のニオイが気になって、公共施設では大便ができないという人が増えているといいます。

便のニオイのもとは、硫化物や悪玉菌が生成したアンモニアやインドール、スカトール、アミンなどの腐敗物質で、これらは、人間がもっとも嫌う種類のニオイだといわれます。それゆえ、ニオイを気にする気持ちもわかりますが、だからといって我慢を続けていると便秘の原因にもなりかねません。排便後のニオイ対策として、現在は、排便後の消臭剤も多数出ています。

これらは手軽に使えるのがメリットですが、スプレーをかける音が気になるという指摘もあります。そこで使えるのが、マッチです。火をつけるとマッチの頭についている硫黄が燃えて二酸化硫黄になり、これがニオイに含まれる硫化水素と結びついて水と硫黄になり、悪臭が消えます。昔ながらのやり方ですが、その効果はお墨付き(火器の使用を禁止しているトイレでは使わないでください)。でもやっぱり、体の中から便のニオイを消す努力をすることが一番です。

そのためには、毎日の食生活を見直すことから始めましょう。動物性タンパク質を摂りすぎないようにし、野菜、果物、そしてヨーグルトなどの発酵物質を多く摂ることで、腸内環境を健やかにし、排便をスムーズに、かつ便のニオイを薄くします。また、無農薬のニンジンの葉を洗って天日に干し、パリパリになるまで乾燥させてミルで粉末にしたものを、毎日小さじ1杯飲むようにすると、便のニオイが薄くなるといわれています。これは介護の現場でも使われているそうです。

「唾液腺マッサージ」で唾液の分泌を促進

●正しく深い「呼吸」を心がける
入浴と同じく、心身をリラックスする効果を期待できるのが、正しい呼吸法です。普段、何気なくやっている呼吸が、知らず知らずのうちに浅い呼吸になり、それによって体の不調を招いている人が少なくありません。そこで、深い呼吸をとり戻すために、左のストレッチをやってみましょう。

①膝頭を肩幅ほど開きいて正座し、胸の下で両手の甲を合わせて指先を当てる。
②口から息をゆっくりと細く吐きながら、上体をかがめる。このとき、みぞおちに指先が入っていくのを感じながら行なう。

これを5回線り返します。また、日常ではほこりや雑菌を口内に侵入させてしまう口呼吸をしないよう、意識してください。

●「唾液腺マッサージ」で唾液の分泌を促進
最後に口臭予防のために唾液の分泌を促す3つのマッサージを紹介します。イラストを参考に、ぜひ試してください。

耳下腺マッサージ
上の奥歯に触れる辺りに人差し指・中指・薬指の3本の指をそえ、後ろから前に向かって10回押す。

顎下腺マッサージ
耳の下に両手の親指をそえ、ゆっくり顎の下に向かって移動させながら10回押す。

舌下腺マッサージ
顎の先を両手の親指で10回押す。

さまざまな対処法を紹介してきましたが、すべてを行なう必要はありません。自分の生活スタイルを考え、とり入れられそうなものを選び、少しずつ消臭習慣を身につけていくようにするとよいでしょう。

理想の「入浴法」で気分をほぐす

お風呂は単に体を清潔にするためという以上に、体臭対策に効果的です。入浴は心身をリラックスさせるほか、よい汗をかくための汗腺トレーニングにもなるからです。さらに積極的に入浴で消臭効果を狙うなら、湯船につかる時に、酢を大さじ3杯程度お湯に入れて酢風呂にするとよいでしょう。

酢の作用が体表面についた雑菌を排除し、血行を促進して体を芯からあたためます。穀物酢のニオイが苦手という人は、りんご酢やイチジク酢などのフルーツ酢を使ってみてください。ツンとせず、甘くてフルーティな香りの湯船になります。この酢風呂は、とくに体が冷えがちで、免疫力が落ちている人にオススメしたい習慣です。

次に汗腺トレーニングの方法です。

①43℃程度の熟めのお湯を湯船の半分程度はったら、浴槽のフチに腰掛けて膝下と肘下を15分ほどつける。

②①の湯船に水を足して湯温を35℃程度に下げ、たっぷりと全身を湯につける。

①は手足の汗腺をきたえ、②は熱いお湯で優位になった交感神経を鎮める効果があります。入浴後はすぐに服を着込まず、自然に汗が引くのを待ちましょう。